愛猫介護日記(その2)~愛猫にプレゼントしたかった「長寿表彰」

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迎えた18歳の誕生日

17歳になり、急な食欲の変化と体重減少が気になり始めた、筆者の愛猫ベンジャミン。

獣医師に相談し、自宅で行っていた点滴の回数を週1回から2回に増やすなど、健康維持のための様々な工夫をしました。

愛猫は病院が苦手でかなりのストレスになるため、よほどの緊急時以外は電話でかかりつけ獣医師に相談し、容態が急変したらいつでも指示を仰ぐことができる体制を整えて頂くことができました。

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その甲斐もあってか、ベンジャミンの体重減少は続き、それまでは登れていた猫タワーや棚の上などには登れなくなるなどの衰えは相変わらずあったものの、それ以外は普段通りに生活できる日々が続きました。

そして2020年の年末には、無事18歳の誕生日を迎えることができました。

 

病気がちだった愛猫にぜひプレゼントしたかった「長寿表彰」

18歳になったベンジャミンには、飼い主としてぜひ「してあげたいこと」がありました。

それは「長寿表彰」を受けさせること。

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ベンジャミンは、決して健康に恵まれていた猫ではありませんでした。
腎機能障害、尿路結石、糖尿病など何度も深刻な病気にかかり、お腹を切り開く大手術も1度経験しています。
夜中に突然倒れてそのまま食事が摂れなくなり、命の危険に瀕したこともありました。

その度に愛猫を失う覚悟を余儀なくされましたが、毎回奇跡的に回復してくれたベンジャミン。

飼い主としては、そんな彼が元気なうちにできるだけ早く「長寿表彰」を受けさせてあげたいと強く思い、18歳の誕生日を迎えるとすぐに申請の準備に取りかかりました。

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獣医が苦手なベンジャミンは、獣医師による生存証明書を発行してもらうための診察の帰り道、なんとキャリーケースの中で失禁!
そんなアクシデントはあったものの、どうにか全ての書類を揃え、申請することができました。

※「長寿表彰」についてはこちら

介護生活の始まりへ…

書類を送付してしばらく経ち、自宅に大きな封筒が届きました。
中身は、ベンジャミンの写真付きの立派な賞状でした。

愛猫に向かって思わず
「ベンジャミン、見てごらん。お前の表彰状だよ!」
と話しかけてしまったことは、言うまでもありません。

愛猫の方は、特にそこにある「表彰状」という「紙」にはあまり興味が持てなかったのか、いつもの無愛想な表情のまま。
それでも、家族が集まって過ごす和やかなひとときを、彼なりに喜んでいるようにも見えました。

こんな穏やかな日々が、まだまだ続いていくと思っていた2021年2月。

しかしそれから約1ヶ月後、愛猫の体調は急変し、本格的な介護の日々が始まることになりました。

petofuku編集部

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