猫同士の喧嘩の境界線とは!?

CAT

■勃発する喧嘩の境界線

猫は、本来単独行動を好む動物ですが、気分次第で相手となる対象が居る場合、じゃれあって遊んでいるのか、喧嘩をしているのか分からない行動をとり、時に危険が伴って何かしらの対応が必要な状況なのかの判断が難しい場合があります。そこでいくつかのチェック点を紹介します。まずは声で『うーうー』威嚇し合い飛びかかり、取っ組み合いというのは、よくあるケースです。機嫌を損ねてしまったのか、仲良し同士でも時には衝突し合うこともあります。首をかんだり爪で引っかいたり追っかけまわしたり・・・見ているとハラハラしてしまいそうですが、見守る程度で大丈夫です。逆に真剣に遊んでいる時に、飼い主が止めてしまうとストレスになったり、いつまでも衝突を繰り返す仲になってしまうこともあるのです。ある程度猫達なりの上下関係などが構成されれば、そこまで激しい衝突は収まると思われます。
しかし一方が耳を寝かせて降参していても、なお攻撃を続けて執拗に追いかけわすといった行為が繰り返される場合は危険が多いので、しっかりと見極めて、ゲージに入れるなどの距離を一旦置く対応を行うことをお勧めします

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■まず喧嘩の種を取り除いてあげる

何より大切なのはプライベートが確保できる環境を作ってあげることです。家族となって間もなく慣れない時や興奮状態の時でも、お互いよい距離感を保つことに繋がるので、小さなスペースでも構いませんので、落ち着くと思われる空間を一つずつは確保してあげられるとベストです。
またトイレなどは、出来れば1匹につきひと区画準備し、塀などで邪魔されず安心して用を足せる環境である事、そして餌も容器を一つずつ確保してあげると、喧嘩の要因を取り除くことができ、トラブルを避けることに繋がります。そのほかにも、例えばお気に入りの寝床の取り合いなど、猫達を観察すると、何が原因で衝突するのか突き止めることもできる場合があるので、原因の解決を優先して行うようにしましょう。

■じゃれあいが思わぬ怪我や事故に発展しないために出来る事

飼い主が気をつけてあげることを、いくつか紹介したいと思います。
爪を切る
猫はそのつもりがなくても、目の損傷など、思わぬ怪我に発展することがあります。
危険な個所を無くす興奮状態の場合、予測もつかない行動をとる場合があるので、危険な場所をガードし、また破損や落下の可能性があるものは、事が起きる前に対策をする。

■喧嘩を止める方法

猫同士が喧嘩して興奮状態にあるときは、他に気をそらしたり、注意を他に引くことができれば、喧嘩が中断だれ、その後何もなかったようになることがあります。そういった時の為に、好きなおもちゃや、いつも遊んでいるものなどがあると便利です。他にはスプレーで水を吹きかけ頭を冷やしてあげたり、手を叩いたり大きな音を出して注意を向けるのはとても効果的です。是非お試しください。

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猫同士が毛繕いし合う仲睦まじい光景を目にしたかと思うと、気づけば睨みあいになっていた…多頭飼いしていると、そういったことはよくあることです。野良猫の場合は、縄張り争いで命にかかわる喧嘩をすることもありますが、いつも同じ部屋で生活が出来ている関係性であれば、そこまで最悪の事態はないと思います。社会性の勉強や上下関係を明確にするような意図があっての衝突なのであれば、必要なコミュニケーションのひとつです。また時に取っ組みあうのも、通常のじゃれあいなのであれば運動の一環なので良いことですので、その場合は温かく見守ってあげましょう。

petofuku編集部

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