【インタビュー】池尻大橋ペットクリニック(東京都世田谷区)

動物病院特集

今回は東京都世田谷区の東急田園都市線「池尻大橋」駅にある『池尻大橋ペットクリニック』さんにインタビューさせていただきました。インタビューにご対応いただいた遠藤美紀院長は、日本獣医がん学会の「獣医腫瘍科認定医1種」というより専門的な認定を受け、腫瘍診療を認定のもと行うことができるというスペシャリストです。(取材日:2022/05/16 現在は記載している情報と異なる場合がございます。)

『自分のペットのことのように思い、考える』

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ー池尻大橋ペットクリニックとはどのような病院なのでしょうか?

私が「獣医腫瘍科認定医1種」というより専門的な認定を受けているということもあり、診断や内科的治療やちょっとした手術はできるだけ飼い主様に寄り添って行っていきたいという思いでできるだけ当院で対応させていただいております。
大きな手術が必要な場合は、専門性の高い先生や大学病院、2次診療施設をご案内することもできます。

私の場合は、大学6年生の頃の研究室の先生が腫瘍について強かったのでそれを見ていて腫瘍の勉強をしました。
人間と一緒で動物も10歳以上になると、特に犬の場合は約半数ほどが癌になる確率が高いと言われていますので、腫瘍学は今後も必要不可欠な専門分野だと思っています。

また当院は女性スタッフが多いので、なるべく気軽に相談ができる「寄り添った診療」を強みとしています。

ー「獣医腫瘍科認定医1種」とはどのような認定なのでしょうか?

獣医腫瘍科認定医には1種と2種があり、日本獣医がん学会で行われる認定医試験に合格した人に与えられる認定になります。
2種は腫瘍を診療する上で必要な知識について年間300人ほどが受けて30〜40人くらいの合格率の認定です。

それに対して1種は、腫瘍を実際に診療する上で必要な知識と技量について、大体毎年1〜2人ほどしか合格者が出ず、全国に50人ほどの難しい認定となります。
認定のもと腫瘍診療が行えるという証とされています。

ー診療の際に心がけていることはありますか?

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そうですね、飼い主様の意向をなるべく汲み取って飼い主様の希望するような方向性で検査や治療を相談しながら行うことを常に意識して行っております。
癌に限らずとも、なるべく飼い主様や動物たちに寄り添って時間をしっかりかけて診療する中で、多くのコミュニケーションがとれるよう心がけています。
1件の診療時間も、動物の状態にもよりますが30分〜1時間ほどの長い時間をかけて行うことも少なくありません。

なるべく治療に対しては様子をみるということで終わらせるのではなくて、できる限りのことは余さずにやってあげて、楽になる治療を飼い主様と相談しながら一緒に考えていきます。
当院に来てくださる飼い主様のペットは、自分のペットのことのように思い、考えることを心がけていますね。

ーお客様からはどのような声が多くありますか?

そうですね、ペットが亡くなってしまったという飼い主様がご挨拶にいらした時などには「先生の病院は最後の砦と知り合いもたくさん言ってました」と言っていただいたことがあります。
お褒めのお言葉をいただくタイミングは、大体はそういった飼っていたペットが亡くなってしまった時になることが多いですが、その際に当院のいままでの対応をご評価いただけることはとても嬉しい想いです。

また、「ここではすごく丁寧に見てくれるんですね。」と丁寧さにご評価いただくこともあります。

ー病院の体制としてこだわっているポイントはありますか?

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これは本院の『亀戸動物総合病院』でも、分院の『ふなぼり動物病院』でもそうなのですが、入院を極力させないようにしています。
なるべく夜など暗い時間は飼い主様と一緒に過ごすようにしてあげて、飼い主様でもできる自宅療養を心がけています。
なので手術の日でも意外と早く自宅でリラックスしてもらえるようにしています。
その代わり夜間病院があるので、なにかあったらそちらで診てもらうことができます。

預からせていただいたペットが入院中に亡くなってしまうということが、飼い主様にとってもペットにとっても一番悲しいことだと思うので、その理由もあって入院は極力させないようにしています

ー今後取り組んでいきたいことはございますか?

獣医師として当然のことかもしれませんが、日々の診療で医療もどんどん新しい情報へと更新され、新しい治療法や薬なども多くなってくるのでそれに乗り遅れないように常に新しい知識を取り入れるように勉強し続けていこうと思っています。

当院でできることも、もっと増やしていくために色々なところから情報を得ていくことに注力していこうと思います。

ー最後にメッセージをお願いします。

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ペットも大事な家族の一員なので、しっかり愛情を持って日々の観察、特に体重減少は無いかなどは注意していてほしいと思います。
ただ動物たちは当然のことながら言葉を話せないので、病気をしていることや気分が悪いことを伝えてはくれません。
その分飼い主様には、ちょっとした症状や異変に敏感になっていただきたいですし、普段から病院での健康診断をなるべくやってあげてほしいと思います。

動物は人間の5倍のスピードで老いていくので病気の進行も5倍になります。
なかなか癌も含めて病気は進行して症状が出てからでは遅い場合もあるので、「あの時すぐに動物病院に連れて行ってあげられたら良かった。」と後悔することがないように、愛情を持って接してあげてほしいです。

【取材者から】インタビューをしてみて

今回インタビューにご対応いただいた『池尻大橋ペットクリニック』の遠藤美紀院長は、腫瘍という専門性が高い分野でご活躍されており動物病院としても幅広く診てもらえることがお伺いして分かりました。
こちらの動物病院さんは、女性スタッフさんが多いということもあり、気軽に相談できる雰囲気がありました。
特に癌などは近年増加してきている分野でもあるので、日本獣医がん学会の「獣医腫瘍科認定医1種」を取得されている先生がいる動物病院はとても安心感があると思います。

また、飼い主様のペットを「自分のペットのことだと思い、考えていく」というスタンスはとても美しいものであると感じました。
入院を極力させないようにしている理由についても、納得でした。
ペットにとってみたら、「入院は体を治すためにしているんだ」という理解をしていないまま飼い主様と離れてしまっている状態だと思うので、自宅療養でリラックスしながら飼い主さんと触れ合っていた方が悲しい結果になったとしても、後悔しないと思います。

そういった動物の感情も汲み取って診療をしていただけるので、満足度が高い動物病院ということを改めて実感しました。

病院情報

病院名 池尻大橋ペットクリニック
電話番号 03-5430-9966(完全予約制)
営業時間 午前:9:00〜12:00 | 午後:3:00〜5:00
※最終受付は診察時間の30分前
(院長診察は月・火・水(午前)・土です。)
12:00〜15:00は手術や検査、休憩の時間になります。
定休日 木曜日、日曜日、祝日
住所 〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-23-5
アクセス 電車でお越しの場合:東急田園都市線「池尻大橋」駅から徒歩5分
駐車場 なし(近くのコインパーキングをご利用ください)
診察対象動物 犬・ネコ
公式HP https://www.ikejirivet.com/

petofuku編集部

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