【インタビュー】シリウス犬猫病院(神奈川県川崎市)

動物病院特集

今回は神奈川県川崎市の東急東横線「元住吉」駅にある『シリウス犬猫病院』さんにインタビューさせていただきました。こちらの動物病院は皮膚科と耳科に力を入れており、ご対応いただいた石村拓也院長は現在でも東京農工大学の皮膚科で研鑽を積まれています。こちらの病院は飼い主様とのコミュニケーションを取ることに注力されており、LINEで質問や相談を受けていらっしゃいます。寄り添うというものを追求し続ける石村院長にはとても温かさを感じ、飼い主様からの信頼の厚さが伺えました。(取材日:2022/05/10 現在は記載している情報と異なる場合がございます。)

『LINEで飼い主様とのコミュニケーションをとりやすく』

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ーシリウス犬猫病院とはどのような病院なのでしょうか?

当院は、できるだけ飼い主様に寄り添うことに重点を置いて活動しています。
これだけですと動物病院にありがちなものに聞こえますが、当院では飼い主様と「LINEでやりとりすること」にこだわっています。
LINEでしっかり飼い主様とのコミュニケーションを取っており、些細な相談などでもLINEを通じて行えるようにしています。
これは飼い主様や動物たちに対して「寄り添うということを追求した結果」で行っています。
空いた時間でスマホを確認して質問や相談に答えるといった片手間ではなく、スタッフ全員で通知を確認でき緊急性のあるものについては、すぐに対応できるような体制を整えて本格的に行っています。

情報発信目的で使用している動物病院さんは他にもあるとは思いますが、コミュニケーションツールとして使っている動物病院はそこまで多くないと思うので、当院の大きな特徴の一つかなと思います。

ー診療の際に心がけていることはありますか?

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できるだけ押し付けがましくならないような伝え方や提案をすることを常に意識しています。
正確な診断を得るためにはそれに沿った適正な診療をしなくてはいけなくなりますが、そうした時に「検査しないと分からないですよ」というスタイルではなくて、できるだけロジカルな説明をしつつ、それでいて「こうしなきゃだめ」というようなこともしたくないとジレンマのように思っています。
「寄り添う」ということが当院の基本的なスタンスなので、できるだけ飼い主様の希望を聞いてご対応させていただく形で診療を行っています。

ただ、強く勧めることはないにしても「すぐ対応しなきゃもう先がないかもしれない」という獣医師側としての意見はしっかりと伝えます。
中には、治療しても先がない場合であっても正直にお伝えして、飼い主様がどうしたいかをしっかり聞きます。

動物たちに対してどういう治療をするかなどは、獣医師が決めることではなく、「飼い主様が決めること」なのでそこに強引に首を突っ込むことは避けています。
人に決められたことより、自分で決めたことの方が飼い主様も納得してもらえると思いますので。

ーお客様からはどのような声が多くありますか?

やはり、丁寧に診てもらえることで助かっているということを言っていただけることが多いですね。
笑顔でいつも対応してくれる、LINEでのサポートがとても助かっている、診察の際も丁寧で押し付けがましくないだとか、そういったお声を有難いことにいただくことが多いです。
当院はほとんど予約制で行っていますので、バタバタしている雰囲気もないことが飼い主様への安心感に繋がっていると思います。

また、勝手に「飼い主様はこう思っているだろう」などとで決めつけて診療はしないので、しっかり飼い主様に確認をとって共通認識の上で進めていきます。
そこの丁寧さというのは当院でも心がけて行っているところなので、ご評価をいただいていることに素直に嬉しいと感じます。

今後も丁寧に飼い主様・動物たちと関わっていき、ご満足いただけるような対応をし続けていきたいと思っています。

ー今後の展望などをお聞かせください。

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以前からやっていることの延長としては、「飼い主様への啓蒙活動」にもっと注力していきたいと思っています。

自分のペットのことに対して色々知っていただかないと、変化や病気に気づけなくて治療が遅れてしまうこともあるので、そうしたことをできるだけ避けるためにも啓蒙活動は積極的に行っています。
予防のシーズンであれば予防の掲示を当院の壁にて行います。「予防をやっています」ということをお伝えしているのではなくて、「〜が危険だから予防しましょう」だったり、何のために何をしなければいけないのかを飼い主様にお伝えしています。
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当院に来てくれる飼い主様は、自分のペットのことに敏感だと思いますので、その方々にペットの周りにある危険などを知っていただけるように取り組んでいます。

ー最後にメッセージをお願いします。

いつもペットのことを見ており、普段と違うことに気づくことができるのは飼い主様しかいません。
なので、何かあった時に来てもらうのは当たり前ですが、「何かある前」の方がよっぽど重要です。
いつもの状態を飼い主様には見ていてほしいですし、我々動物病院にもしっかり伝えていただければ嬉しいです。何かあった時よりも何もない時から動物病院とのコミュニケーションをさせてほしいなと思います。
猫の場合だとほとんどが予防接種の時にしか病院に行かないと思いますが、当院のお客様はもう少し頻度を多くして来院してくれます。
猫は腎臓系の病気に比較的なりやすいので、「オシッコを定期的に見る」というのも大切ですので、猫を連れてこなくてもオシッコだけ持ってきてもらって、状態を確認することも行っています。

そうした普段の様子をしっかり観察して、変化に気づけるようにすることが飼い主様の責任の一つでもあると思います。そこのサポートは動物病院を頼ってください。

【取材者から】インタビューをしてみて

今回インタビューにご対応いただいた『シリウス犬猫病院』の石村拓也院長は、飼い主様に寄り添うということを常に意識しておられ、LINEをコミュニケーションツールとして多くの飼い主様や動物たちの力になれるよう活用し、それも無料でやっておられました。

コミュニケーションにこだわっているというのもLINEだけではなく、実際に対面でお話させていただいていても、すごく明るい雰囲気で分かりやすい口調で話してくださるので、病院という「敷居の高さ」は全く感じませんでした。

院内もとても綺麗で、居心地がよく安心感があるので飼い主様から評判が高いのも納得でした。

病院情報

病院名 シリウス犬猫病院
電話番号 044-789-9030(予約優先制)
営業時間 午前:8:00〜12:00 | 午後:16:00〜19:00
(日祝は9:00〜13:00の診療のみ)
※日曜・祝日以外の12:00〜16:00は手術や検査、休憩の時間になります。
定休日 水曜日、日曜日祝日の午後
住所 〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月2丁目10−6
アクセス 電車でお越しの場合:東急東横線「元住吉」駅から徒歩3分
駐車場 なし
(当院の周辺にコインパーキングが多数ございます。そちらをご利用ください。診察内容に応じて駐車料金を当院にて負担いたしますのでお申しつけください。)
診察対象動物 犬・猫
公式HP https://vetstar.co.jp/

petofuku編集部

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