かわいい上にお役立ち!ロングセラーだった猫雑誌「猫の手帖」

CAT

ロングセラーだった、猫の専門誌

昨今の猫ブームに伴い、猫の専門雑誌が沢山発行されるようになっています。

現在は休刊となっている『猫の手帖』も、その1つでした。

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『猫の手帖』は、その名も「猫の手帖社」から発刊されていた雑誌ですが、筆者が子供だった1980〜90年代には既に書店に並んでいました。

猫ブームの到来の遥か以前から、ロングセラー猫雑誌として愛読されていた雑誌なのです。

当時の筆者の家には猫は1匹もいませんでしたが、生まれた時には3匹の猫に囲まれていて、幼稚園入園前に最後の1匹だったトラジ(オス)が交通事故で亡くなるまではずっと猫と一緒に暮らしていたため、猫が大好きでした。
そのため、書店でこの雑誌を初めて目にしてから、毎号欠かさず愛読していました。

そこで得た知識は、筆者が成人して実際に猫を家に迎えることになった時に、大いに役立ったこともあります。

かつては、2017年4月現在14歳になる筆者の愛猫・ベンジャミンの写真が、読者による写真投稿コーナーに採用されたこともありました。

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どんな内容の雑誌だったの?

『猫の手帖』には毎号、猫関連の特集が盛り沢山でした。

2004〜2007年頃に刊行されたものは、まず巻頭に動物写真家による巻頭グラビアが掲載されていました。

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その他に、読者による写真投稿コーナー『フォトサロン』やお便り投稿コーナー『キャットパジャマ』、愛猫との思い出を募集する『Dear my cat』、世界の猫関連ニュースや猫マンガなどのコーナーもありました。

その中でも特に役に立ったのは、『ニャイスライフ講座』のコーナーでした。

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「ナイスライフ講座」をもじって名付けたと思われるこのコーナーは、猫との生活の中の、主に衣・食・住に関わる情報を、獣医師などの専門家の監修のもと、分かりやすく解説したコーナーです。

猫の応急処置、複数飼いを成功させる方法、シニア猫のケア、子猫の世話の仕方、手作りのご飯について、または季節の話題(ノミ対策など)といった、猫の飼い主にすぐに役に立つ、実用的な内容が中心でした。

現在は?

そんな『猫の手帖』ですが、2008年5月号で惜しくも休刊となってしまいました。

2010年3月25日〜2012年8月31日には、EZwebサイト『猫の手帖モバイル』としてリリースされていましたが、こちらも現在はサービス終了となっています。

猫がブームとなり、猫による経済効果を「アベノミクス」をもじった「ネコノミクス」という言葉で表現されるようになった現代だからこそ、このように楽しみながら猫に関する正しい知識も学べる雑誌の復刊を心待ちにする飼い主さんは、決して少なくはないでしょう。

petofuku編集部

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