駅伝やマラソンで、選手と並走する犬の気持ちは?
箱根駅伝の映像で
お正月の箱根駅伝の中継の、CMに入る前のアイキャッチ映像には、過去の箱根駅伝の「名場面・珍場面」が映し出されます。
その中に、犬が選手達の集団と並走する映像がありました。
出典:Yahoo知恵袋
これは、第49回大会のひとコマです。
この犬がどこの犬だったのかは、今となっては知るすべもありません。
しかし、母校の襷を肩に必死に走る選手を応援していた視聴者の皆さんの中にも、この映像を見て和んだ方は多かったようです。
動画投稿サイト「youtube」でも、9000回近く再生される人気動画となっています。
なぜ犬が駅伝やマラソンに?
犬が駅伝やマラソンのレースに「飛び入り参加」したという記録は、この映像だけではありません。
2016年の元旦の「ニューイヤー駅伝」の2区でも、犬が選手の走る車道に飛び出すハプニングが起こりました。
この時は、選手が犬につまづいて転倒し、それが響いたのかその選手の所属する優勝候補チームは20秒という僅差で2位と、優勝を逃してしまいました。
出典:NAVERまとめ
この件は、ネット上でちょっとした「炎上」となりました。
「飼い主はリードを付けていなかったのか?」「駅伝の応援に犬を連れてくるなんて」「運営側も規制が必要だろう」
結局この時の犬の飼い主は、その後「市動物愛護条例(係留義務)違反」の容疑で、高崎区検に書類送検されたとのことです。
なぜ犬は選手と一緒に走りたがるの?
アメリカのアラバマ州でも、ハーフマラソンに犬が「飛び入り参加」、なんと完走し「7位入賞」、余分に用意されていたメダルを授与されるという「快挙」まで成し遂げてしまいました。
出典:TABI LABO
なぜ犬達は、このように人間と一緒に走りたがるのでしょうか?
元々群れを作って生活や狩りを行っていた犬は、主人である人間と一緒に走るのが大好きです。
その習性を活かし、「ソリ犬」などとして活躍する犬達もいます。
「ドッグ・アクティビティ」にも、人間と犬が一緒にマラソンをする「カニクロス」のように、走って楽しむスポーツが沢山あります。
もちろん犬にも個体差はありますが、日頃から散歩などで人間と一緒に走っていて「人間と一緒に走ることは楽しいこと」と学習している犬は、集団で走っている人達を見ると「自分も走りたい!」という本能的な欲求が目覚めてしまうのでしょう。
しかし、マラソンや駅伝のレースに犬が乱入することは、選手の転倒事故を誘発させる危険があるだけでなく、ワンちゃん自身にとっても大変危険です。
みんながイベントを安全に楽しむために、もし犬と一緒にレースを観戦する場合は、飼い主は犬に必ずリードを着用させ、絶対に手を離さないようにしましょう!
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