このシュールさはクセになる!?変幻自在の「猫山さん」に注目!

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「その人、猫なの・・・?」シュールカワイイ猫マンガ「猫山さん」

犬、猫、うさぎ、ねずみなど、ペットとして飼われている動物を擬人化したキャラクターが登場するマンガや絵本は、これまでに数多く世に送り出されてきました。

その中から『ピーターラビットのおはなしシリーズ』『お義母様はネコ!』など、いくつかの作品をこちらのサイトでもご紹介させて頂きました。

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さて、今回ご紹介するのは、かわいらしいペットに癒されるというよりは、人なのか猫なのか、オスなのかメスなのかも分からない「シュールカワイイ」とでも言うべき独特のキャラクター「猫山さん」と、ストーリーがクセになる猫マンガです。

「猫山さん」ってどんな猫?

『猫山さん』は、独立した短編のストーリーが集まった短編集形式のマンガです。

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その全てに「猫山さん」が登場するのですが、彼?彼女?の演じる役柄は
「飼い猫(ただし巨大!)」「教師(担任の先生・養護教諭)」「アイドル」「声優」「魔法少女」「作家」「女子高生」「戦隊ヒーロー」「マッチョのプール監視員」
など、作品ごとに全く異なっています。

また猫山さんの名前も「猫山ロシ夫」「猫山ロシ江」「猫山ロシ美」「ロシンデレラ」など、役柄に合わせて変化しています。

共通しているのは、猫山さんのサイズが人間と同じで、2本足で直立し、洋服を着ている点です。
そして猫山さんと初めて遭遇した人間の(第2巻/第25話ではアヒルの母鳥)主人公が

「これ・・・猫なのか?」

「いや、猫はもっと小さくてかわいいはず・・・」

「化け猫か・・・?」

と理解できずにいる中、猫山さんは見事に人間社会に溶け込み、いつしか主人公も猫山さんのモフモフの毛皮や肉球に癒されたり、性格の良さに魅了されたり・・・という流れのストーリーとなっています。

ピーターラビットシリーズをもっとシュールにして、ドラえもんを少し現実的にしたような世界観と言うべきでしょうか。

ちなみに、第2巻の帯には「混ぜるな危険」という意味深なキャッチコピーとともに「リアル猫山さん」らしき猫の写真が印刷されていました。

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猫山さんは、ロシアンブルーとおぼしき、こんなにかわいらしい猫だったのですね!

作者にも注目!

この『猫山さん』の作者・新井理恵さんは、少女マンガや4コママンガを中心に描いている漫画家です。
1990年に『別冊少女コミック増刊(小学館)』で『ご笑覧ください』にてデビューしました。

この『猫山さん』は、元々は3回のみの連載の予定だったとのことですが、独特な世界観が人気を呼び、現在単行本が2巻まで発行されています。

新井さんはこの他にも『ヨタ話』『×-ペケ-』『うまんが』『脳髄ジャングル』などのマンガを単行本で発行しています。

ちょっとシュールで元気をもらえるようなマンガをお探しの方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

petofuku編集部

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