可愛い猫が「姑」になったら・・・ネコマンガ「お義母様はネコ!」

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お義母さまが猫だったら・・・?

これまでこちらでは『一丁目のトラ吉』など「猫」が登場するマンガや雑誌をご紹介してきました。

その中でも、2010年11月に初版が発行された小島アジコ著の猫マンガ『お義母様はネコ!』は、これまでなかった「嫁いだ先の家の姑が猫だったら・・・?」という設定での日常生活を描いた、シュールな中にも笑いがこみ上げる作品です。

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「姑が猫」というと、一見「絶対に有り得ない設定」のようですよね。
こんな姑がいたら、お嫁さんは大変だろうな・・・とは思いますが、実際に猫と暮らしている筆者から見ると、「お義母様」は案外一般的な猫のように思えます。

そういった意味で、読み終えた後には「・・・案外、有り得ないお話でもないのかも」と思えてしまうから、不思議です。

マンガの内容は?

このマンガは、ごく普通に恋をして、ごく普通に結婚した主婦「直子さん」が、ただ1つ普通とは違う「猫の姑」である「お義母様」と対面するところから始まります。

「お義母様」の、作品中に出てくる本名は「猫尾おしお」。
「直子さん、あなたも猫尾家の嫁になったからには、我が家のしきたりに従ってもらいます」
との言葉通りに、「お味噌汁が熱い!」「今度はぬるい!」と口うるさく、嫁である直子さんを振り回します。

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一方、嫁の直子さんも負けてはいません。
世の姑と同じように「子供を作らないの?」と言う「お義母様」に対し、「猫がいる家で妊娠すると子供が心配だから、お義母様しばらく里子に出ませんか?」と返したり、「節分だから今日は直子さんが鬼やって」と「お義母様」から渡された鬼のお面を被って「だって今日1日私は『鬼嫁』ですから」と姑に豆を全力でぶつけたり、わさび入りの恵方巻きを食べさせたりと、「鬼嫁」ぶりを発揮します。

そんな犬猿の仲(?)の直子さんと「お義母様」ですが、時にはお互い心を通わせ、読者をホッコリさせるシーンも登場。

猫を飼っている方や飼ったことのある方なら「猫と暮らすと、本当にこうだよな〜」と共感できるのではないでしょうか?

著者・小島アジコとはどんな人?

このマンガの著者・小島アジコさんは、1978年生まれの漫画家です。

奥様と愛猫4匹との共同生活を送っているという小島さんは、サラリーマンとしての勤務と漫画家の兼業を経験した後に漫画家1本となり、2006年12月にデビューしています。

『お義母様はネコ!』の内容は、実際の著者の飼い猫と奥様のやり取りを元に描かれたとのことで、単行本のカバー裏には「『おしお』お義母様の行動もほぼ実話です」とのコメントがあります。

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やはりどこのお宅でも、猫と人間のやり取りは同じなのですね(笑)

ちなみに小島さんは、『お義母様はネコ!』以外に『となりの801ちゃん』というマンガも執筆しています。
こちらは当時交際していた奥様のことを描いたコミックエッセイで、最初はご自身のブログで公開されていたとのこと。
2017年現在全6刊が単行本として出版されていますので、興味のある方は『お義母様はネコ!』とあわせて、是非読んでみてはいかがでしょうか?

petofuku編集部

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