キラキラネーム?猫の珍しい名前

目次
人間でいう「キラキラネーム」?
人間の間では、「キラキラネーム」と呼ばれる、一体何と読んだら良いのか分からない名前を子供につける親がいます。
実は筆者の本名も、筆者世代の幼少時には珍しい名前で、いつも読み方を間違えられていた苦い思い出があります。
現在だったらそこまで驚かれるような名前ではないのでしょうが、当時としては「明らかに普通ではない名前」でした。
ところで、筆者のような人間だけでなく、猫にも珍しい名前をつけられた子はいるのでしょうか?
「おいで」という猫
「おいで」という、妙な名前の猫がいました。
なぜ「おいで」という名前になったのかというと、そこにはなんとも興味深いエピソードがありました。
猫の「おいで」が野良猫だった頃、後に飼い主となる人間が名前を決めず、「おいで!」と呼んでいたのです。
すると猫は、「自分の名前は『おいで』だ」と認識してしまい、飼い主の家に迎えられてからも「おいで」と呼ばないと反応しなくなってしまったというのです。
似たような経緯で「おい」という名前になってしまった猫もいます。
これに基づいて考えると、夏目漱石の名作『我が輩は猫である』の「名前はまだない」猫は、「我が輩は猫である」と自己紹介していることからも、実際には自分のことを「猫」という名前だと認識している可能性が高いでしょう。
「壁太郎」という猫
「壁太郎」という猫は、NHK・Eテレの「2355」にて紹介されていました。
「壁太郎」が子猫の頃、飼い主の家の壁の中に落ちて、挟まってしまいました。
おそらく、母猫が屋根裏で子猫を出産して、その子猫が何らかの弾みで壁の中に落ちてしまったのでしょう。
壁の中で「壁太郎」が鳴いていると、後の飼い主が壁を壊して助けてくれました。
その飼い主に飼われることになったこの子猫は、このエピソードから「壁太郎」と名付けられたのだそうです。
飼い主さんの優しさに、ほっこりするエピソードですね。
抱えきれないくらい大きな猫なのに「チビ」
これは意外と「ペットの名前あるある」ではないでしょうか?
どう見ても「どら猫」という言葉が似合う、抱えきれないほど立派な体格の猫なのに、名前が「チビ」。
おそらくこの猫は、飼い主の家に迎えられた当時は、小さな子猫だったのでしょう。
その身体の小ささから、飼い主は子猫の正式な名前を考える前に「チビ、チビ」と、仮に呼んでいたのかも知れません。
それが先述の「おいで」と同じように、いつしか猫自身に「自分の名前は『チビ』だ」と認識されるか、または飼い主の方も「チビ」と呼ぶことに慣れてしまったかで、正式な名前となったのでしょう。
まとめ
猫を始めとするペットが「妙な名前」になる原因で意外と多いのが、「仮の名前だったものが、気付いた時にはそのまま正式な名前になっていた」というものです。
ペットには人間の言葉の意味は分かりませんので、人の話す言葉の「響き」から、自分のことを呼んでいるのかどうかを判断しています。
ですから、ペットにかわいい名前をつけてあげたいと思った場合は、その子を家に迎えると決めた段階で、早めに正式な名前を決めることをお勧めします。
この記事へのコメントはありません。