こんな方法もあった!猫や犬のフードの療法食への切り替え方
どうする!?処方食への切り替え
人間の場合もそうですが、体調管理の基本は薬を使った治療以上に、食事などの生活習慣の改善が必要なことがあります。
愛犬や愛猫の体質や体調、年齢などにより、医師からフードを「療法食」「処方食」に切り替えることを勧められる飼い主さんも、決して少なくないでしょう。
我が家の猫も、これまでに腎臓機能・体重コントロール・泌尿器系に配慮したものなど、いくつかの療法食を食べてきました。
ところが猫や神経質な犬の場合、動物病院から帰ってきてすぐに新しいフードを与えても、なかなか食べるようにはなりません。
そこでフードは、1ヵ月くらいかけて徐々に切り替えることが推奨されています。
その一般的な方法としては、まずは今まで食べていたフードに新しいフードを少し混ぜます。
そしてペットの様子を見ながら、新しいフードの量を少しずつ増やしていきます。
しかしペットフードメーカーの大手であるヒルズ社では、全くやり方の異なるフードの切り替え方法を提唱しています。
「二皿給与法」って?
一般的に良く知られる、今までペットが食べていたフードに新しいフードを混ぜる方法は「新旧フード混合法」と呼ばれています。
それに対し、ヒルズ社が提唱するのは「二皿給与法」。
その名の通り、愛猫や愛犬が今まで使用していたフード用のお皿と新しいお皿、2つのお皿を使うのがポイントです。
まずは新しく用意したお皿で、今まで食べさせていたフードを与えます。
それと一緒に、今まで使用していたお皿に新しいフードを少量乗せ、置いておきます。
ペットは喜んで、今まで食べていた方のフードを食べるでしょう。
そして、最初は新しいフードには手をつけてもらえないかもしれませんが、食べてもらえなくても毎日取り換えます。
しばらく経つと、ペットは自分が今まで使っていたお皿の中にある新しいフードにも興味を持ち始めます。
そして
「こっちもいいにゃ♪」
と口にするようになれば、成功です!
ここまできたら、あとは今までのフードを少しずつ減らし、新しいフードを少しずつ増やしていきます。
根気のいる作業ですが…
ペットのフードを切り替えることは、実際には言葉で説明するのに比べ、非常に根気のいる作業です。
特に猫は神経質で、いつも食べているものと違うフードを警戒し、口をつけようともしない子もいます。
また無事に全部食べてくれたとホッとした数時間後、ひどい下痢をしてしまうこともあります。
愛猫・愛犬の体調や気分などに合わせ、少しずつ無理のないように切り替えていきましょう。
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