猫にとっての大きな環境変化「飼い主の結婚」~我が家の場合~

猫は意外と人を見ている!筆者の結婚と我が家の猫
見た目は「大柄で堂々として、貫禄がある」と言われる、我が家の愛猫・ベンジャミン(16歳・オス・去勢済み)。
しかしその性格は見かけによらず、とても神経質です。
そのため、2018年11月に飼い主である筆者が結婚するにあたり、彼が環境の変化に対応できるかどうかが心配されていました。
特に心配されたのは、彼が新しく家族となる筆者の婚約者(現在は主人)を受け入れられるのかどうか。
結果としては
「猫は意外と『人』を見て、柔軟に対応を変えている」
ということが分かりました。
今回は、筆者と愛猫にとっての「大きな環境の変化」の顛末をお伝えいたしましょう。
大丈夫!?筆者の婚約者と飼い猫の初対面
我が家の猫はとにかく人見知りが激しく、家族以外の人間(特に男性)に対しておびえ、激しく威嚇する子でした。
子猫の頃はそれほどでもありませんでしたが、年齢を重ねるごとにだんだんと顕著になりました。
動物病院などの見知らぬ人や動物がたくさんいる環境では特におびえてしまうため、彼のかかりつけの動物病院のカルテには
「ケガのないように」
という付箋紙が貼られていたくらい!
そのため、飼い主である筆者の結婚が決まった時には
「婚約者(決して動物嫌いではない)が実家へ挨拶に来るとき、ベンジャミンは大丈夫かしら?」
と懸念されていました。
そこで事前に、婚約者に愛猫の性格を説明し
「噛みつかれないように注意してね。」
と言い含めるなどの準備をし、いよいよご対面の日を迎えました。
「人間と猫」にも存在する「相性」
さて、見知らぬ婚約者を目の前にしたベンジャミンは、どうなったのでしょうか?
結論から言うと、ベンジャミンは婚約者を気に入った様子。
威嚇することもおびえて隠れることもなく、筆者の婚約者に頭を撫でられ、その後はリラックスして昼寝まで始めていました。
そして、筆者の結婚後、初の年末年始。
筆者の実家で、婚約者も猫も含めた筆者一家は楽しく過ごしたのでした。
ここから分かることは、人間同士や猫同士と同じように、人間と猫にも「相性」というものが存在するということ。
そして猫は
「この人間は安全か?仲良くして大丈夫か?」
など、短時間でも意外なほど人間をしっかり観察しているのです。
しかし、高齢の上何度か大きな病気や手術をしているベンジャミンのことを考えると、やはり急激な環境の変化は厳しいかな…?と思われました。
筆者の仕事の兼ね合いもあり、彼はこれまで通り筆者の母と一緒に実家で暮らし、飼い主である筆者が新居と実家を週に半分ずつ行き来する生活を送ることとなったのでした。
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