老犬のトイレ・トレーニング① 再訓練

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トイレが完璧にできていた愛犬が突然失敗するようになることは珍しくありません。
また、老犬になるとトイレを失敗しがちになるのは仕方のないことです。
しかし、あきらめることはありません。
できなくなったらもう一度トレーニングを行えば、多くの場合またできるようになります。
ここでは室内トイレのトレーニングについてご紹介します。
トイレ・トレーニングは子犬も老犬も同じ
トイレ・トレーニングに子犬と成犬の違いはほぼありません。
これまではちゃんとトイレができていたのに、ある日突然失敗するようになることは珍しいことではありません。
何らかの理由で失敗してしまうと考えられますが、犬は話せないのでなかなか失敗の理由を探すのは難しいことも多いでしょう。(失敗の理由の予測がつく場合は、速やかに排除しましょう)
その場合は、最初に戻ってトイレ・トレーニングの基礎をもう一度やり直すことが大切です。
ただし、老犬で意図せずにおもらしをしてしまう場合や認知症を患っている場合はトレーニングでは治りませんから獣医に相談してください。
ごほうびを徹底する
長い間一緒に生活しているとトイレが成功したときに、いちいちほめたりごほうびをあげたりしなくなっていることもあるかもしれません。
失敗するようになってしまったら基本に立ち返り、トイレで排泄ができたら大いにほめて、おいしいおやつをあげるなどごほうびをあげましょう。
おシートこをしている最中に「シートし、おりこうさん」など声をかけることで、その言葉で排泄を促されるようになりますから習慣づけるとよりいい効果的です。
声かけとごほうびをセットにすることで、失敗する前にトイレに連れていき、掛け声で排泄できるようにもなります。
トイレで排泄することが犬にとってうれしいことであることをもう一度認識させるようにします。
ごほうびは排泄後、すぐに与えてください。
時間がたつとごほうびの理由が明確ではなくなります。
そのためには常にポケットにごほうびを忍ばせておくといいですね。
失敗している現場に居合わせたら
おシートこやウンチを失敗している現場に居合わせたら、「アッ」など大きな声を出して、できれば犬にその行為を中断させてください。
もし途中でやめたら、正しい場所に連れていきおシートこを促しましょう。
排泄を促す掛け声を覚えているとやり直しはうまくいきます。
もし、排泄を中断できなかったり正しい場所でやり直しができなくても怒ってはいけません。
怒っても何も解決しないし、かえって失敗がひどくなることもあります。
失敗した場所は速やかに掃除し、においが残らないようにしてください。
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