猫は他の動物と仲良くなれるの?同居は可能?

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猫と他のペットの「友情?」

TVやSNSなどで、猫と他のペットが仲良くしている様子が紹介されているのを、ご覧になったことのある方は多いでしょう。

よく一緒に飼われることの多い犬などの他に、ネズミやフェレットなどの小動物や、インコなどの鳥、更には爬虫類など、驚くべき動物との仲良しぶりが見られることもあります。

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猫と他の動物は、仲良しの友達になれるのでしょうか?

猫と小動物の場合

猫は他の動物とでも、基本的に生後12週・生後3ヶ月くらいまでに一緒に過ごせば、仲良くなれると言われています。
子猫が自分の周りの環境について学び、周りのものに対する「受け入れ態勢」ができ上がるのが、丁度生後12週程度だからです。
このくらいの時期に「家族」として犬や小動物、鳥などと触れ合っていた猫は、それらの生き物とも友達になれる可能性があります。

しかし野生の世界では、通常この時期の子猫は母猫と一緒に行動し、母猫から「狩りの方法」を学びます。
そのため大人の猫の多くは、小動物や鳥を「獲物」として狙うようになります。

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子猫時代に何らかの事情で母猫から引き離され、狩りの方法を学んだ経験のない猫の場合は、このどちらでもなく、目の前に小動物や小鳥がいても、手も出さずに遠巻きに見ているだけとなる場合もあります。

猫と小動物が仲良く同居している場合でも、「猫はハンターである」という点は留意しておきましょう。
ふとしたはずみで、猫の狩猟本能が突然目覚めることは、十分考えられます。
念のために、鳥や小動物のケージの鍵はしっかりと閉め、猫が開けることができないようにしましょう。
そして鳥や小動物をケージから出す時は、飼い主が十分に注意して、絶対に目を離してはなりません。

猫と犬を同居させる場合

さて、色々な動物の中でも、現代の日本で最も猫と同居する可能性が高い動物は、同じように室内で飼育される機会の多い、犬でしょう。
犬と猫が、家族・友達として仲良く暮らしている事例は、とても多いです。

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犬と猫を同居させる場合のポイントは、「犬をきちんとしつけてあるかどうか」です。
例えば犬は、「遊ぼう遊ぼう!」と猫をしつこく追い回すことがよくあります。
そんな時、飼い主の「待て」「ダメ」という指示に、犬がきちんと従うようにしつけができていることが大切です。
これができていないと、猫にとっては多大なストレスとなります。
最悪の場合、猫が体調を崩してしまうこともありますし、追い詰められた猫が犬に爪などで反撃し、重傷を負わせることもあります。

また、猫が落ち着いて過ごせるスペースを確保してあげることも大切です。
犬は、猫のように高い所に上ることが得意ではないので、高さのある場所に猫のためのスペースを作ってあげると良いでしょう。

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まとめ

猫と、どんな動物を同居させる場合に何よりも大切なことは、どちらにも平等に愛情を注ぐことです。
新しく迎えた動物にばかり飼い主の関心が向いてしまうと、先住の動物にとっては大きなストレスになります。

それは、猫同士を同居させる場合と全く同じです。

petofuku編集部

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