犬の肥満予防にはフード選びから!

犬はなぜ太る?
ぽっちゃりした犬はかわいいですが、太り過ぎは、犬の内臓にも足腰にもとても負担をかけています。
太りすぎると、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、関節炎、気管虚脱、生活習慣病などはもちろん、心臓や呼吸器系の病気にもなりやすくなります。
では、犬が太る原因はなんでしょうか?
ストレスが少なくのんびりと暮らしていると太りやすい、いわゆる『幸せ太り』というのも確かにあります。避妊・去勢手術後は太りやすいなどとも言われています。でもやはり1番の原因はカロリーの摂り過ぎ、食べ過ぎですよね。
犬は勝手に自分でご飯を用意して食べたりしませんので、食べ過ぎの原因は飼い主さんにあるとも言えます。
ドッグフードのパッケージなどには、体重別の摂取量が記載されていますが、その値をそのままあげていると太ってしまうということはよくあります。
もし最近少し太ったかなと思ったら、犬の体重をこまめにチェックし、その犬のベストな体重をキープできる量のフードを与えるようにしましょう。
ベスト体重の目安としては、犬を上から見たときに、適度なくびれがあり、脇腹を触るとわずかな皮下脂肪を通して肋骨を触れるくらいの状態です。
それから、同じカロリーを摂るのでも、合成添加物たっぷりの安価で嗜好性だけ高いフードではなかなか成果は出ないかもしれません。
そのようなフードに使われている原材料の中には、成長促進剤や抗生物質などが多量に使われた肉などが含まれている場合や、安い油でコーティングされていることがあります。
これが肥満の原因になるとも言われています。
添加物に気を付けよう
添加物にはドッグフードを長期保存させるための保存料や酸化防止剤、はたまた見た目や嗜好性を高めるための着色料や香料などがあります。
このような添加物には発ガン性や毒性が指摘されていたり、アレルギー源になると言われているものが含まれている場合があるため、避けるほうがいいでしょう。
特に危険度が高いと言われる次の添加物が、原材料の表記にないかを確認しましょう。
・BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
・BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
・エトキシキン
・亜硝酸ナトリウム
・赤色○号、黄色○号など
良質の素材で作られたドッグフードを選ぶことはもちろんのこと、カロリーを抑えても満足感が得られるよう、手作りご飯でカサ増ししたり、ドライフードをふやかしてあげるなどの工夫も、ダイエットの近道といえるのではないでしょうか。
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